非常に多くの方が、脱毛症(AGA、円形脱毛症など)に悩んでいます。

AGAに関しては、アジアにおいて20代で10%、30代で20%、50代で40%以上もの方が罹患していると報告されています。 
標準的な治療として、フィナステリド(プロペシアなど)内服、デュタステリド(ザガーロなど)内服、ミノキシジル外用が挙げられ、一定の有効性が確認されています。 

しかし、内服・外用はやめると増悪してしまうため、長期的に見れば経済的な負担は大きいと言えます。また、男性性機能障害などの副作用によって継続することが難しい方もいらっしゃいます。 

代わりになる治療として、「再生医療」が注目されています。 
毛髪再生を目的とした再生医療では、「PRP(多血小板血漿)」による治療の研究が最も多く、つづいて「幹細胞培養上清」を用いた治療の研究報告が多くなっています。幹細胞自体を用いた報告もありますが、研究報告は少ないです。 

当院では、再生医療認定医による、エビデンスに基づいた治療を提供することを、診療の一つの「要」としております。
毛髪再生を目的とした再生医療は、「PRP」「幹細胞培養上清」を中心として、それに他治療を組み合わせた、多種多様なメニューをご用意しております。 
毛髪が「よみがえる」感動をお届けできるよう、最大限努力させていただきます。 

PRPは、毛髪再生の領域では非常によく研究され、その安全性と有効性が確認されている再生医療材料です。PRPを頭部へ注入することで、PRPに含まれる毛髪再生へ有利に働く成長因子(PDGF、VEGFなど)が放出され、また毛包を増加させて細胞死(アポトーシス)を抑制するシグナルが活性化されます。
毛包数・毛包幹細胞数を増加させるだけではなく、AGAの根本的な原因である成長期の短縮を抑制し、成長期を延長させて正常な毛周期へと戻す効果があります。 

PRPは、患者様ご自身の血液を採取させていただいた後に、遠心分離・加工して作成されます。わずか10-20分ほどで作成できますので、ご来院いただいた当日の投与が可能です。 

また、PRPを頭部へ注入する際には、ブロック麻酔を併用することで、お痛みを最小限に抑えて治療することが可能となります(別途ブロック麻酔の料金が必要です)。 

当院では、「毛髪再生注射」と「毛髪再生注射(Super Rich)」の2つを中心としたメニューがあります。どちらも毛髪再生効果が確認されているPRPを使用しますが、Super Richでは約5倍の血小板数となっており、非常に高い効果を期待することができます。

幹細胞培養上清(特に脂肪由来幹細胞培養上清)は、毛髪再生の領域では非常によく研究され、その安全性と有効性が確認されている再生医療材料です。幹細胞培養上清は、幹細胞を培養した際の上澄み液のことを指します。毛髪再生効果を有する様々な成長因子(PDGF、EGF、VEGFなど)を含むだけでなく、NK細胞やマクロファージの機能を調節することによる抗炎症作用を有します。

頭部へ注入する際には、ブロック麻酔を併用することで、お痛みを最小限に抑えて治療することが可能となります(別途ブロック麻酔の料金が必要です)。

当院では、「幹細胞培養上清注射」と「幹細胞培養上清注射 -JAPAN- 」の2つのメニューがあります。どちらも毛髪再生効果は期待できますが、「幹細胞培養上清注射 -JAPAN- 」は非常に多くのエクソソームを含むことが確認されているもので、日本人のみから採取された幹細胞を日本国内の信頼のおける細胞加工施設で培養することにより作成されたものになります。